【山本篤 宮内庁御用達窯妙泉陶房】 宮内庁御用達窯の九谷焼作家。
即位の礼やご成婚の饗宴の儀用等、製作多数。
ロクロ成形と伝統の型打ち成形を駆使した薄く繊細で優美な形状の素地を用いて、九谷焼としては異色の本窯仕上げによる造形美にあふれた作品を製作。
幻といわれる黄磁釉を用いて作品を製作する国内で唯一の作陶家。
素材:磁器 サイズ:径約13.5cm×高さ約5.5cm 箱:桐箱 【黄磁釉について 山本篤コメント】 この釉薬は、九谷焼の原石である花坂陶石の最上級のものを自らの手で砕き作っています。
ロクロ成形と伝統の型打ち成形を駆使してで形の美しさを表現しています。
古来、白磁・青瓷器の中に、気品ある色として黄緑色のギョク(匂玉)色があり、貫入、気泡、濁りが無く透明感のある磁器釉が王朝などで珍重され官窯などで製作、献上されてきました。
その釉薬を現代に復元しようと、長年の研究と試験を重ね、釉薬を重ね掛けすることで、微量の鉄分と光の屈折による自然の発色が起こり、釉薬の流れと溜まりが生まれることを発見し、その結果生まれたのがこの黄磁釉です。
作品は1点ずつろくろによる手挽きで作り上げ、狂いの無い均整のとれた形状を、削りや叩きにて表現しています。
これからも研究を重ね、自分の思いが表現できるような、より深い作品作りに精進いたします。
因みに、同じく九谷焼を代表する作家山本長左さん(写真右)は篤さん(写真左)の兄になります。
実は、長左作品の成形は全て篤さんが手掛けています 。
絵付けに特長を持つ九谷焼の世界では、青磁白磁は異色です。
しかし、宮内庁から数々の依頼をうける卓越した技術技量センスを併せ持つ山本篤が作りだす黄磁釉作品は、350年以上の歴史を誇る九谷焼を新しい世界へと導く「新九谷」の濫觴と成り得る逸品です。
この黄磁釉抹茶碗作品蓮弁も、天女が纏う絹のようなたおやかで滑らかな黄磁釉美と、ピンと張りつめた緊張感のある形状美が、絶妙のバランスで鬩ぎあう芸術作品となっています。
まさに九谷の世界だけでなく日本の陶芸史において後世に残る九谷焼作品のひとつでしょう。
わたし五代目が撮影したのですが、画像では質感色感が完全には伝えきれずもどかしさを感じてしまいます。
すみません! また、光の種類(照明光・天然光)や屈折によって質感が変化しますし、ご覧のディスプレイによっても色が変わって見えたりします。
参考に、自然光で青磁っぽく見えたり、白磁っぽく見えたりする画像を掲載しておきます。
北山堂五代目が惚れ込んだ、この作品。
本当は売りたくない、全部自分のコレクションにしたいという欲望を抑えて(^_^;)、日本美を愛でる数寄者のあなた様へ、垂涎の一品をお届けします(^_^)b。
日本の器って、やっぱりいいですよね。
※実店舗でも販売していますので、売切れ表示が間に合わない場合もございます。
ご容赦ください。
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ショップ | 九谷陶芸 北山堂 楽天市場店 |
税込価格 | 165,000円 |